日本社会心理学会2012年度 第56回公開シンポジウム
「現代医療と心理学:医療現場におけるコミュニケーション」

会期 2012年6月2日(土) 13:30 - 16:30
会場 アイネス (大分県消費生活・男女共同参画プラザ) 2階大会議室
大分市東春日町1-1  JR大分駅北口からタクシー約5分
話題提供者
  • 中野重行(大分大学名誉教授)
  • 松原啓子(大分県看護協会会長)
  • 久田満(上智大学総合人間科学部教授)
司会 上野徳美(大分大学医学部教授) 遠藤由美(関西大学社会学部教授)
企画 上野徳美(大分大学医学部教授) 遠藤由美(関西大学社会学部教授)
開催趣旨

 最近の医学や心理学の研究は、人の健康維持や病気の発生に個人の生活習慣、パーソナリティ、ストレス、ソーシャル・サポート、人間関係のありようなどの心理社会的要因が深く影響していることを明らかにしています。近年の超高齢社会やストレス社会、食の欧米化など社会構造やライフスタイルの変化により、がんや生活習慣病、慢性疾患、ストレス関連疾患が増加しており、その診断、治療、予防、介入には、心理学の知識と技術が欠かせません。全人的医療を実現するためには、人の心や行動、人間関係などを実証的に探求する心理学の知識と素養が医療者に求められる時代になっています。実際、このような問題意識から欧米の医学校などでは1970年代より心理学や行動科学を医師資格試験の必須科目にしています。また、北米の医学校・医学部では、1校当たり平均28名の心理学の研究者や実践家が教育や研究、臨床に携わっていると言われていす(Matarazzo,1993)。基礎心理学であれ、臨床・応用心理学であれ、医学・医療とのかかわりや結びつきはかなり深まっている状況にあります。

 この公開シンポジウムでは、現代医療と心理学のかかわりや連携について、医師、看護師と心理学専門家の3者にそれぞれの立場から自由にお話をしていただきます。現代医療と心理学の関係や連携のあり方を考える一助になればと考えております。