当学会は、社会心理学を専門とする者と、隣接する諸科学の研究者で社会心理学に関心を持つ者が集まって組織する団体です。
我が国の社会心理学は戦後急速に発展してきましたが、関連分野が非常に広い学問なので、とかく相互の連携が失われやすく、これが社会心理学の発展の大きな障害となっているように思われていました。したがってこれらをつなぐ単一の学会の存在が強く望まれ、この要望に沿って昭和30年有志によって「社会心理学懇談会」が結成されました。これが、会員の総意により発展的に改組されて、同35年『日本社会心理学会』が発足し、現在にいたっています。
会の活動としては、「社会心理学研究」を編集刊行して、会員の研究発表の場としています。加えて会報を発行して、当学会の動きや各地の研究状況、会員の声などのニュースを送るほか、学会ホームページや学会メールニュースを通して、社会心理学に関連する様々な情報を学会内外に広報しております。また、年に一回開催される年次大会や、最新の方法論や研究に関するセミナーなどを通して、社会心理学研究の開発と促進に寄与しています。また、一般向け公開シンポジウムなどを開催し、社会心理学の普及にも努めています。
今後とも自由で活動的な会として社会心理学の発展に寄与していきます。
2018.04
日本社会心理学会