日本社会心理学会は会員数1800名以上を数えており,国内外の多くの大学で社会心理学を学び,また研究することができます.しかし,そうした情報を集約したサイトは他にありません.このサイトでは「社会心理学が学べる大学」を一覧することをめざして,日本社会心理学会の会員からの自主的な提供によるデータにもとづき,そのリストを作成しています.
学科や専攻等,比較的大きめの単位で社会心理学が学べるところは少ないので,個人研究室単位での登録を基本(もちろん学科や専攻もOK)として,情報を掲載しています.
会報212号(2016.12刊行)の特集「拡張版「社会心理学が学べる大学」」に情報を提供して下さった研究室をまとめたリストはこちらです.
- 情報の新規登録を希望する方は,広報委員会 jssp_pr [at] googlegroups.com に必要事項(登録を希望する専攻や研究室等の名称,100字程度の紹介文,リンク先URL)をお知らせ下さい.登録情報の修正を希望される方も,同様にお願いします.
現在の掲載論文数は,35件です.
奈良女子大学文学部人間科学科心理学コース 中山満子研究室
対人関係やメディア・コミュニケーションなどの研究を中心に行っています。心理学コースは、社会心理学、発達心理学、認知心理学、教育心理学など基本的な領域をカバーしており、研究室間の垣根が低いのが特徴です。
大妻女子大学 人間関係学部 人間関係学科 社会・臨床心理学専攻
本専攻では、臨床心理学的な視点も身に付けながら、対人関係や自己、パーソナリティ、災害などのテーマについてより実践的に学ぶことができます。
http://www.hum.otsuma.ac.jp/staticpages/index.php/psychology
広島大学総合科学部社会心理学研究室
リーダーシップ、ジェンダーなど集団に関する研究(坂田研究室)や、社会生態学的心理学や意思決定に関する研究(小宮研究室)を行っています。講座では、脳波などの生理指標を測定できる設備も充実しています。
同志社大学 中谷内研究室
リスク認知や防災行動についての研究を行っています。研究のベースは社会心理学ですが、それ以外の領域の知見をリスクや災害の問題に適用する研究も可能です。
昭和女子大学人間社会学部心理学科
4名の社会心理学者が在籍しており、個人内過程から対人関係、産業組織、防災行動まで様々な領域を研究しています。方法も実験、調査、インタビューと多様です。臨床、認知、発達の研究者とも連携しています。
近畿大学国際学部国際学科 村山綾研究室
裁判員裁判の評議場面のような、専門家-非専門家による話し合い場面で生じる問題や、犯罪被害者・加害者に対する一般市民の反応について、社会心理学的な視点から研究しています。
上越教育大学 越研究室
教育に関わる社会心理学を扱っています。現職の教員も院生として在学していますので,学級の人間関係や学級集団の発達,学級経営等をテーマとして,社会的アイデンティティやネットワーク論からアプローチします。
中部大学人文学部コミュニケーション学科 山本研究室
人間のコミュニケーション行動(特にメディアを介したコミュニケーション行動)の背後にある社会心理的要因について研究しています。
昭和女子大学人間社会学部心理学科 藤島研究室
対人関係における自他認知、社会的推論の歪みとその仕組みを、心理学実験を通じて研究しています。社会心理学実験の再現可能性にも関心があり、追試も積極的に行っています。確実で新しい知見を一緒に探しましょう。
東洋学園大学人間科学部 相羽研究室
このゼミでは、主に恋愛関係や友人関係などの親密な二者関係について、アンケート調査を用いた研究を行っています。また、社会心理学に関する様々なテーマを自由に考えて研究することができます。
https://www.tyg.jp/faculty/humanscience/teachers/people_miyuki_aiba.html