日本社会心理学会第四八回大会(早稲田大学)への誘い
大会準備委員長
早稲田大学 竹村和久
2007年度の社会心理学会大会(第48回大会)は,早稲田大学で開催させて頂くことになりました。早稲田大学ではこれまで,第16回大会(1975年)において相場均先生が大会委員長をお務めになられました。この大会から実に32年がたちました。大会準備委員会は,大学院文学研究科心理学専修の教員や学生を中心に構成されております。
当研究科は,坪内逍遥博士らによる東京専門学校文学科創設(1890年)にまで遡ることができます。文学科創設以来,「学問の自由」「清新な気風」「個性豊かな在野の学風」という建学の精神のもと,教育・研究のさらなる充実を推進しようとしています。文学科創設当時は,坪内逍遥博士も心理学を講じたと伝えられていますが,現在,大学院で心理学を担当する専任教員は13名おりまして,ストレス心理学,生理心理学,神経心理学,動物心理学,認知心理学,発達心理学,人格心理学,臨床心理学,健康心理学,心理統計学,社会心理学など幅広い分野の教育と研究が行われています。
最近の日本社会心理学会の大会は,参加者,発表件数とも非常に多くなっており,2日間という開催期間では収まりきらない規模になりつつあります。そこで今大会では,会員の方ができるだけ多くのセッションに参加できるよう,3日間のスケジュールにしました。また,本大会の実施においては,日本社会心理学会で新たに発足した「学会のあり方」委員会のアドバイスや人的支援を受けています。そのため例年とは少し違った学会大会運営やタイム・スケジュールになると思います。この点,ご留意頂きたいと存じます。
会期の9月は,例年,他の学会大会も重なる時期で,会員の皆様にとってもご多忙な時期かと存じますが,何卒よろしくお願いいたします。