1.研究室,ゼミの特徴(研究テーマ,学べる内容)
森永研究室
私はジェンダーの分野で頑張っています。しかし、学生、特に学部生は「社会心理学」に惹かれてゼミを選ぶので、おかげで、私はいろいろな分野の研究を学べています。というように、学生の皆さんの研究テーマについては特にこだわりはありません。文献の探し方から論文投稿までの各ステップを必要に応じてお手伝いします。もちろん、単なる世間話もやってます。
中島研究室
中島自身は,対人関係や集団内/間関係を主なテーマとしています。ですが,ゼミ生のテーマはどのようなテーマでもかまいません。「脳から文化まで」をモットーにしているからです。さらに言えば,社会心理学領域でなくてもかまいません。実際,認知・臨床心理学領域に位置づくような研究を行っているメンバーもいます。ひとりで進めることができる学生は少し遠くから,悩みがちな学生とは二人三脚でかかわっていければと思っています。
2.ゼミ運営で工夫している点とその成功例など
森永研究室
学生のペースを重視しています。幸い、心理学専攻の学生の中に、「卒業・修了要件を単に満たすだけでは・・・」という雰囲気があるので、それに乗っかっています。学生の皆さんはデータを集めることに積極的で、私がストップをかけるくらいです。しかし、そのおかげで、研究室の歴史は浅くとも、国内(や国外)で注目される良い研究を少しずつ報告できるようになりました。
中島研究室
ゼミ生ひとりひとりの可能性を伸ばす,選択肢を広げることを大事にしています。そのために①ゼミ生の「いま」と「将来」を考えながら話をし,話を聞くこと,②ゼミ生のさまざまなoutput(ゼミ発表や国際誌への投稿など)を支えること,③報告・連絡・相談のしやすい環境を作ることを大事にしています。実際,ゼミ生が相談に来てくれるだけではなく,進路先にかかわらず,自らの意思で査読論文を投稿してくれています。とても嬉しく思っています。
3.ゼミ所属を希望する学部生,大学院生に向けてのメッセージ
森永研究室
広島大学はけして地の利の良いところではありません。学会や研究会に出かけるのもお金と時間がかかります。しかし、広島空港までは車で30分。世界に通じる道は意外に身近です。また、学内を見渡すと社会心理学を専門とする教員がたくさんいて(6〜7名)、特にジェンダーに関しては日本を代表する研究者が2人もいます(うち1人は私ですが)。一緒に地の果てまで進んでいきましょう!
中島研究室
「心理学の面白さをいろいろな人に伝えたい」と思い,大学教員を志しました。中島にとって,研究は大学教員でいるための手段です。みなさんには「自分が面白いと思っているテーマについて,他の人に面白いと思ってもらえるような研究をしてほしい。(そして,その経験を財産にそれぞれの道に進んでほしい。)」と思っています。そんな研究を一緒に作っていきませんか。