日本社会心理学会2013年度第57回公開シンポジウム
「モチベーションはポジティブな人生を築く」
会期
2013年5月25日(土)午後1時30分~4時30分
会場
東京未来大学 B棟4階422大講義室
(東武伊勢崎線「堀切」駅下車徒歩3分)
話題提供者
- 竹橋洋毅氏(東京未来大学)
「目標にどのように向き合うべきか?:目標設定 によるモチベーションの向上効果」 - 戸梶亜紀彦氏(東洋大学)
「感動体験を応用したワーク・モチベーションの向上効果について」 - 相川 充氏(筑波大学)
「人間関係をモチベートする?感謝スキル?!」
指定討論者
堀毛一也氏(東洋大学)
司会
角山剛(東京未来大学)
開催趣旨
当日動画
教育現場、企業組織、スポーツ、あるいは人生のさまざまな場面でモチベーションmotivationが語られるようになっている。組織心理学者のC.C.Pinderはワーク・モチベーションを定義して「個人の内部および外部にその源をもつ一連の活力の集合体であり、仕事に関連する行動を始動し、その様態や方向性、強度、持続性を決定づけるもの」としているが、この中の「仕事」を広く「課題」ととらえれば、包括的なモチベーションの定義となる。心理学ではさまざまな領域で古くから研究の対象となっており、多くの理論や実践的な知見が蓄積されてきている。社会心理学領域でも、モチベーションに関連する研究はさまざまな広がりを見せている。近年の大きな潮流であるポジティブ心理学も、人がもつ優れた側面に積極的に着目し、幸福であることを目ざしてよりよく生きることwell-beingを探る、そして人生で前に進む力を高めるという点では、モチベーション研究にも深く関わるものである。
本シンポジウムでは、最近のモチベーション研究がどのように広がり、どのような面からどのように研究が進められているかを、社会心理学の視点から展望し、ポジティブで豊かな人生を築く上でモチベーションがもつ役割を考えていく。